ソーシャルセリング実践に役立つ情報を提供します。

ソーシャルセリング実践例 【Python/DX/エンジニア】みやさかしんやさん

「みやさかしんや」さんって?

――今回はTwitterフォロワー約2万人を誇る「みやさかしんや」さんにお越しいただきました。よろしくお願いします!

 

みやさかさん: よろしくお願いします!

 

――みやさかさんと言えば、プログラミング言語の一つである「Python(パイソン)」に関する発信で有名ですよね。

 

みやさかさん: ありがとうございます。おかげさまでたくさんの方からご好評いただけていて。

 

――Pythonの便利なライブラリーとか、画像に写っている物体検出の方法とか、ひと目で便利と分かる図解ですよね。

 

 

みやさかさん: 自分の忘備録的にまとめていたものを共有している感じです。皆さんにも役立ててほしいなと思って。

 

――ちなみにみやさかさんは、やっぱりエンジニアさんなんですよね?

 

みやさかさん: そうですね。AIやDXのエンジニアをしています。プログラミングを通じて業務の効率や生産性を改善する仕事ですね。

 

とはいえ起業しているわけではなくて、某自動車メーカーに勤める普通の会社員なんですけど。

 

――そうなんですか!てっきりフリーのエンジニアさんだと……。では仕事内容も自動車に関することになるわけですね。具体的にはどんな?

 

みやさかさん: 例えば自動車メーカーでは「走行試験」というのをたくさん行うわけですが、ビデオ撮影した映像をAI解析するプログラムを作るとか。

 

――なるほど。AIにしろDXにしろ今はかなりニーズがありそうですね。

 

 

みやさかさん: そうですね。様々な部署から声がかかりますし、逆にこちらから課題を探しに行って、「ここはこんな風に改善できるな…」と主体的に設計したりもするので、かなり忙しいです。

 

――ちなみにそういった仕事はもう長いんですか?

 

みやさかさん: いえ、実はそうでもないんです。4年前までは全然違う業務を担当していました。

 

――えっ、そうなんですか??

 

みやさかさん: もともとは品質管理の担当でした。

 

鍛造(たんぞう)と言って、金属を加熱してプレス機でバンバン打つような……イメージで言うと刀を作るみたいな部門で、工場ラインの管理をしてたんです。

 

――その仕事で、Pythonの技術は……??

 

みやさかさん: 使わないです(笑)。品質管理と現在の仕事はまったく別物ですね。

 

というのも、「4年前までは」と先ほど言いましたが、その4年前に社内募集があったんですよ。「AIやDXに携わる人材として活躍してみませんか?」というような。

 

私自身、「これからの時代はプログラム技術が不可欠だろうな」と思っていたので、これ幸いと応募しまして。

 

――そうだったんですね。ということは、その時点で多少プログラミングのスキルはお持ちだったと。

 

みやさかさん: え? いや、まったくのゼロですね。

 

 

――ええ!? でも、社内募集と言えど全員が通るわけではないですよね。人気ありそうな部署ですし……

 

みやさかさん:仰る通りです。なので面接日までの約3ヶ月は、もう必死で勉強しましたね。

 

日中はみっちり仕事をして、終わったらそのままプログラミングスクールに行って2〜3時間勉強。それを週3〜4回というペースでやっていたので、なかなか大変でした(笑)。

 

――すごいですね!相当の覚悟がないと続けられなさそうです。

 

みやさかさん: まあ、体力的にはキツくても、精神的には楽しかったんですよね。人工知能の授業はおもしろかったし、ディープラーニングの仕組みもわかったし、自分でスマホアプリを作る、みたいな実技もあって、すごく充実していました。

 

とはいえ、普通なら1〜2年かけてじっくり学ぶところを3〜4ヶ月でやったわけで、やっぱりちょっと無茶だったかなあとも思うんですけど(笑)。

 

――確かに(笑)。でもそのおかげで今の部署に入ることができた。

 

みやさかさん: そういうことですよね。あの時に頑張った自分に感謝したい気分です(笑)。

 

ソーシャルセリングについて

――ではここからはあらためて、Twitterアカウント「みやさかしんや」さんについてお聞きしていきたいと思います。そもそもTwitterを始めたのはどんな経緯だったんですか?

 

 

みやさかさん: Twitterアカウントを作ったのは2018年なんですが、最初は特に発信もしていなくて。

 

で、ちょうど同じ頃に「プログラミングスクールに通う日々」が始まるわけです。

 

――なるほど、あの大変な時期が(笑)。

 

みやさかさん: はい(笑)。それで、冒頭でも触れましたが、その大変な勉強の中で、忘備録としてサンプルコードやコマンド一覧をまとめ始めたんです。

 

あくまで自分用のメモだったんですが、これはプログラミング初心者の方にも有益な情報だろうなと気付いて。それでまずブログを立ち上げたんです。

 

――Twitter運用よりブログが先立ったんですね。でも確かにニーズがありそうです。

 

みやさかさん: ですよね。当時の私もそう思ってたんですが、びっくりするほどPVが伸びない(笑)。

 

考えてみれば当然で、特に有名でもないイチサラリーマンの書いたブログなんて、誰も知らないわけですよ(笑)。それで初めてTwitterの活用を思いつくわけです。

 

――そう繋がるんですね!そこで図解の発信を始めたと。

 

みやさかさん: いやいや(笑)。当時はTwitter活用のノウハウもまったくないですから、そんな発想はなくて。今思うとだいぶ恥ずかしい使い方をしてました。

 

――と、言いますと?

 

みやさかさん: 「ブログ更新しました」っていうだけの内容を、1日30回くらいツイートしてました(笑)。

 

 

――な、なるほど……それは効果はあったんでしょうか。

 

みやさかさん: ゼロではなかったですけど、今と比べれば全然ですね。多少PVが上がったくらいで。

 

Twitter自体も、フォロワーさん1,000名くらいまでしか伸びませんでしたから。何ヶ月もそれを続けて、ですよ?(笑)。

 

――確かに、現在が約2万人だと思うと少なく感じます。

 

みやさかさん: あれこれ頑張ってはみるものの、なかなか効果が出ない。やっぱり自己流では限界があるなと。それで「このままじゃダメだな」と、本腰を入れて学ぶことにしたんです。

 

――というと、それこそスクール的な?

 

みやさかさん: そうですそうです。その頃にたまたまYouTubeでSNSコンサルのスクール案内を見て、「これだ!」と思って応募しました。田端信太郎さんがやられているTwitter/Instagram BOOTCAMPというやつなんですけど。

 

――あ、知ってます。かなり少人数で行われるプログラムですよね。

 

みやさかさん: 生徒は7名限定ですね。セミナー的に話を聞くんじゃなくて、1人1人のTwitterアカウントのページを見ながら、かなり具体的かつ実践的なアドバイスをいただけるような内容で。

 

――それで結構変わった感じですか?

みやさかさん: いやもう、何から何まで変わりましたね(笑)。アイコン画像からプロフィール文から、もちろんツイートの内容まで全部です。

 

 

――へえ〜。ちなみにそれまではどんなアイコン画像だったんですか?

 

みやさかさん: なんかふざけた猫ちゃんの画像でした(笑)。田端さん始め皆さんに「この画像はちょっとね……」なんて言われて(笑)。

 

いま思えば、アイコンだけじゃなく全体的に“ゆるかった”んですよね。それをちゃんとしたページに整えて、ツイート内容も「ギブ」を意識したものにしました。

 

――「ギブ」というと?

 

みやさかさん: 要するに、私が発信したいことを書くのではなく、ツイートを見た方が価値を感じるような内容・表現方法を意識したということです。

 

それから、フォロワーの増加数や各ツイートのインプレッションなど、いろいろなデータを確認するようになりました。どんなツイートをするとどれくらい見てもらえるのか、どれくらいいいねがもらえるのか。

 

――なるほど。感覚ではなくデータに沿ってツイートを調整していったんですね。

 

みやさかさん: そういうことです。それでだんだんといいねやRTなどが増えていって、「これはいける」と手応えを感じるようになって。

 

――そして2月の「バズツイート」に繋がると。

 

 

みやさかさん: そうですね。あれは海外のTwitterアカウントを調べたことがキッカケでした。やっぱりプログラミングって海外の方が進んでいるので、勉強になるだろうと。

 

それで、いろいろチェックする中で「図解で伝えるとわかりやすいんだな」と気付くわけです。しかも日本で、Pythonの分野でそれをやっている人ってまだいなくて。

 

――おお、なるほど。それで「図解×Python」の方式が生まれたわけですね!

 

みやさかさん:そういうことです。なので図解で見せる方法自体は海外アカウントの真似ということですね(笑)。

 

とはいえ、プログラミング初心者さんにわかるように、というのはかなり意識しましたね。おかげさまでたくさんの方に評価いただいて。

 

――なるほど〜。ちなみにこのツイートでフォロワーさんは何名くらい増えたんですか?

 

みやさかさん: ええと(データを見る)……このツイート後に1,268人→1,486人になったので、218人増加ですね。

 

 

――すごい!

 

みやさかさん: 当時は私も驚きました。こんなに増えるのか!って(笑)。逆に言えば、それだけニーズがあったということなんでしょうね。

 

それで私もコツを掴みまして、以降は安定的にフォローしてもらえるようになりました。100名以上増える日も珍しくなくなって。

 

――それで現在のようなフォロワー数になったんですね。ちなみに今後はどのようにSNSを活用されていく予定ですか?

 

みやさかさん: 実は今年の10月から「1コインPython体験講座」というものを始めまして。

 

(※画像の回は実施済み)

 

――おお〜。これはどんな講座なのですか?

 

みやさかさん: 「Pythonってこんなことできるんだ!」というのを気軽に体験してもらおうというものです。

 

「Pythonって何?」というのを説明した上で、ネット上の画像収集やオブジェクト検出など、簡単なプログラミングのワークをしてもらいます。

 

基本的に初心者さん向けなので、ワーク後の質疑応答や雑談も大切に。

 

――1時間半しっかり体験できて、質疑応答までできて¥500って破格なのでは……

 

みやさかさん: 僕はこれでお金儲けをしようとは思っていないので(笑)。プログラムを学ぶキッカケになってくれればいいなと思っているだけで。

 

――そうなんですね〜。そもそもなぜこういった企画を?

 

みやさかさん: 今の時代、プログラミングを学びたい人はたくさんいると思うんです。でも、スクールに通うのって費用的にも時間的にもハードルが高いんですよね。

 

オンラインで学べるサービスも増えていますが、こっちはこっちで「相談する相手が居ない」「わからない時に聞ける先生がほしい」という声が多い。

 

だからその中間というか、気軽に学べるし質問もできる、というような場をつくろうと思ったんです。

 

――なるほど!これからプログラムを学びたい人にはすごくありがたいですね。

 

みやさかさん: 実際多くの方が申し込んでくださっていて、やっぱりニーズはあるんだなと思っているところです。

将来的にはこれをプラットフォーム化していきたいんですよね。プログラミングを学びたい人と、教える人が気軽に交流できるような場所というか。

 

 

――いいですね〜。……ということはみやさかさん、会社員を卒業して起業、みたいな可能性も?

 

みやさかさん: いや、それは今のところ考えていなくて。僕にとって会社員という軸はけっこう大事だなと思っています。

 

Twitterを通じてどんどん世界が広がっていて、それが楽しくて仕方ないのは事実なんですけど(笑)、今はこのバランスがちょうどいいかなと。

 

とはいえ、実はちょっとした目標はありますよ。

 

――それはどのような?

 

みやさかさん: Twitterのプロフィール文にも書いているんですが、いつか本を出したいんですよね。

 

――おお〜。それはやっぱりプログラムの本ってことですか?

 

みやさかさん: 今のイメージではそうですね。Twitterや体験講座でやっているように、僕の知識や経験を本という形で多くの人に届けたい。

 

とはいえ、それにふさわしい人間になることがまず先で。そうだな、フォロワー10万人を超えたら考えようかな、と。

 

――いいですね。楽しみにしています!本日はありがとうございました。

 

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