X(旧Twitter)のアルゴリズムが公開されたことで、これまでブラックボックスだった「おすすめ」フィードの仕組みが明らかになりました。
私は3年以上、企業のSNS運用やWebマーケティングの仕事をしてきましたが、その経験から言えるのは、アルゴリズムの仕組みを知っているかどうかで、投稿の届き方が大きく変わるということ。
本記事では、2026年1月20日に公開されたアルゴリズムの仕組みを判りやすく解説し、ビジネスパーソンが実践できる具体的な運用方法をお伝えします!
Contents
X(旧Twitter)を開くと、「おすすめ」タブにいろんな投稿が表示されますよね。
「なんでこの投稿が出てくるんだろう?」
「自分の投稿はどうして伸びないんだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、X社が「おすすめに表示する投稿をどうやって選んでいるか」という仕組みを1月20日に公開してくれました。この仕組みのことを「アルゴリズム」と言います。

あなたの「おすすめ」タブに表示される投稿は、2つの場所から集められています。
1つ目:フォローしている人の投稿
あなたがフォローしている人たちの最新投稿です。これは想像しやすいですよね。
2つ目:フォローしていない人の投稿
「え、フォローしてないのに表示されるの?」と思うかもしれません。でも実は、これがXの面白いところなんです。
Xのアルゴリズムでは、あなたがこれまでどんな投稿に「いいね」したか、どんな投稿を長く見ていたかなどを学習しています。そして「この人はこういう投稿も好きかも」と予測して、フォローしていない人の投稿も表示してくれるのです。
AI(人工知能)が点数をつけて並べている
この2つの場所から集めた大量の投稿に、AIが1つずつ点数をつけていきます。この点数が高い投稿から順番に、あなたの「おすすめ」に表示される仕組みです。
このAIは「Grok(グロック)」という名前で、xAI社が作った最新技術を使っています。
「じゃあ、その点数ってどうやって決まるの?」
これが一番大事なポイントです。
良い反応があると点数が上がる
AIは「この投稿を見た人が、どんな反応をしそうか」を予測します。良い反応がたくさんありそうな投稿ほど、点数が高くなります。良い反応には、こんなものがあります。

ポイントは、「いいね」だけじゃないということです。
例えば、「フォロー」してもらえそうな投稿は、「いいね」だけの投稿よりもずっと高い点数がつきます。
悪い反応があると点数が下がる
逆に、こんな反応をされそうな投稿は、点数がマイナスされます。

特に「ブロック」や「通報」は、かなり致命的です。
点数の計算方法
最終的な点数は、こんな風に計算されます。
点数 = (いいねの確率 × いいねの重要度) + (リプライの確率 × リプライの重要度) + (フォローの確率 × フォローの重要度) + … – (ブロックの確率 × ブロックのマイナス度) – …
つまり、「フォロー」のような大事な反応が起きそうだと、点数がぐんと上がります。逆に「ブロック」されそうだと、点数がぐんと下がるわけです。
どんなに点数が高くても、ある「壁」にぶつかると、あなたの投稿は誰にも表示されなくなります。
主な壁(フィルター)

特に注意したいのが「連投の壁」です。
「たくさん投稿すれば見られる!」と思って、1時間に5回も10回も投稿すると、逆に1つ1つの投稿の点数が下がってしまうのです。理由はXのアルゴリズムが「この人、投稿しすぎだな。他の人の投稿も見せてあげよう」と判断するからです。
理屈はわかった。じゃあ、具体的にどうすればいいの?
ここからは、実践的な方法をお伝えします。
方法1:いろんな反応をもらえる投稿を作る
「いいね」だけじゃなく、リプライや動画再生、フォローなど、いろんな反応をもらえる投稿を目指しましょう。
具体例:旅行の投稿
❌ 悪い例
「京都行ってきた」
(写真1枚だけ)
⭕ 良い例
「京都で食べた抹茶パフェが絶品だった🍵
このお店は…(続きはリプライで)
📍 場所:○○
💰 値段:1,200円
⏰ 待ち時間:30分
行ったことある人いる?」
(美味しそうな写真+動画)
良い例では、こんな反応が期待できます。
方法2:嫌われる投稿は絶対に避ける
ブロックやミュートは、二重に損をします。
損その1:その投稿の点数が大きく下がる
損その2:その人には今後一切、あなたの投稿が表示されなくなる
「炎上すれば注目される!」と考える人もいますが、アルゴリズム的には最悪の手法です。
避けるべき投稿
方法3:投稿のタイミングと回数を考える
1日に何回投稿するのが良いのでしょうか?
答えは「質を保てる範囲で、適度に」です。
推奨される投稿スタイル
方法4:変な言葉を使いすぎない
多くの人が「この言葉はミュートしよう」と設定している言葉があります。
例えば、こんな言葉です。
こういう言葉を使うと、それをミュートしている人には投稿が表示されなくなります。
できるだけポジティブで、自分らしい言葉を使いましょう。
方法5:小手先のテクニックより、本質が大事
Xのエンジニアが明言している重要なことがあります。
「特定のフォーマット(例:外部リンクをつける、ハッシュタグを3つつける等)を優遇するルールは存在しない」
つまり、「こうすれば伸びる!」というテクニックを探すのではなく、純粋に価値のある投稿を作ることが最も大切なのです。
AIは、人々がどんな投稿を見たいかを学習しています。だから、読んだ人が「面白い」「役に立つ」「感動した」と思える投稿を作ることに集中しましょう。
投稿ボタンを押す前に、これをチェックしてみてください。
投稿前に確認すること
投稿した後に見ること
これを繰り返すことで、「自分の投稿は、どんな内容が伸びやすいか」がわかってきます。
Xのアルゴリズムの仕組みが公開されたことで、私たちは「なぜこの投稿が伸びるのか」を理解できるようになりました。
大切なポイントは3つ
アルゴリズムは、あなたの邪魔をするものではありません。良い投稿を、それを必要としている人に届ける手伝いをしてくれる「味方」なのです。
「どうやったらアルゴリズムを騙せるか」ではなく、「どうやったら本当に価値のある投稿を作れるか」を考える。それが、長く愛されるアカウントを作る唯一の方法です。
私自身、この考え方でSNS運用をサポートしてきて、多くの企業や個人のアカウントが成長するのを見てきました。特別な裏技はありません。ただ、アルゴリズムの仕組みを理解して、誠実に良い投稿を作り続けることが大切なのです。
ぜひ、今日からあなたの投稿にも活かしてみてください。きっと、変化を感じられるはずです。
この記事を書いた人
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