X(旧Twitter)アカウントが突然ブロック!? 「ご本人であることを確認できませんでした」と出たときの完全対処マニュアル

Xアカウントが突然ブロック! 「ご本人であることを確認できませんでした」と出たときの完全対処マニュアル

出先でX(旧Twitter)にログインしようとしたら “ご本人であることを確認できなかったため、ご利用のアカウントへのアクセスをブロックしました。これは、ログイン試行の回数が多すぎる、普段とは別の場所や端末からログインが試みられたなど、通常とは異なるログイン操作が見られたためです。しばらくしてからログインしなおしてください。このようなブロックは自動的に解除されます。”と表示が…。

本記事では、解除までに待つべき時間の目安から再発防止策、サポートへの最短問い合わせ手順までを網羅的に解説します。

「SNS担当なのに入れない!」という焦りは、企業公式アカウントを預かるマーケターにとって死活問題。私はBtoB領域専門のSNSマーケターとして、SaaSやIT企業の公式Xアカウントを複数運用し、過去3年間で計17回このエラーを経験しましたが、正確な手順を踏めば当日中に解除できる確率は90%以上でした。

この記事では実際の検証データと最新仕様を踏まえて「最速復旧のやり方」を解説します。

目次

  1. なぜロックされるのか:3つの原因
  2. まずは落ち着いて待つ:推奨クールダウン時間
  3. 端末・ネットワーク別 復旧ルート
  4. SMSが届かない時の対応
  5. 二度とロックされないためのアカウント設定
  6. 24時間以上解除されない場合の“奥の手”
  7. 遠征・VPN運用時に必ずやるべき予防策
  8. よくある質問(FAQ)
  9. ケーススタディ:3タイプの実例と教訓
  10. まとめ:最短で復旧する4ステップ

1.なぜロックされるのか:3つの原因

Xのセキュリティアルゴリズムは、異常なログイン挙動を検知すると自動でアカウントをブロックします。主因は次の3つです。

  • 連続ログイン失敗:短時間でパスワード誤入力を繰り返すと「ブルートフォース攻撃」と判断。
  • 未知のIP・端末:旅行先やVPN経由など、履歴にないIPアドレスからのアクセス。
  • APIの過剰利用:自動化ツールが認証トークンで連続アクセスし、BOTと誤判定。

2.まずは落ち着いて待つ:推奨クールダウン時間

経験上、軽度ロックは15〜60分、中度は数時間〜24時間で自動解除されます。以下を守ってください。

  • ブラウザやアプリを完全終了し、最低15分は再ログイン禁止。
  • 連続リロードはNG。カウントがリセットされロック延長の原因に。
  • モバイル通信⇔Wi-Fiを切り替え、IPを変えて1回だけ試す。

私は誤って30秒おきに再試行を続け、解除目安が1時間→4時間に伸びた苦い経験があります。「触らず待つ」が最短ルートです。

3.端末・ネットワーク別 復旧ルート

スマホアプリ

  1. アプリを強制終了しキャッシュを削除。
  2. 機内モードON→OFFでIPリセット。
  3. SMSが届く環境を確認し、二要素認証(2FA)コード入力。
     
別の認証方法を選択:SMSを送信

PCブラウザ

  1. シークレットウィンドウでログイン。
  2. 別ブラウザに切り替える際も1回のみ試行。
  3. VPNを利用する場合は日本固定IPへ接続。

やってはいけないNG行動

  • パスワード総当たり
  • 複数端末から同時ログイン
  • 無料VPNの使い回し

4.SMSが届かない時の対応

筆者は何度試してもSMSが届かない事象が発生しました。
PCブラウザからはログアウトしていたものの、幸いにしてスマホアプリではログインできる状態だったため、“バックアップコードを使用”を選択してログインすることに成功しました。

別の認証方法を選択:バックアップコードを使用

バックアップコードを表示させる手順は以下の通りです。

  1. Xアプリの“設定とプライバシー”をクリック
  2. セキュリティとアカウントアクセス”をクリック
  3. “セキュリティ”をクリック
  4. “2要素認証”をクリック
  5. バックアップコード”をクリックして表示

初めてトラブルに直面した時、私はこの手順に到達するのに半日かかりました。
「もう、ブラウザからはXにログインできないかも…」と想像した時の絶望感は今でも忘れられません。

5.二度とロックされないためのアカウント設定

  • 2FAはTOTP方式:AuthyやGoogle Authenticatorでワンタイムコードを生成
  • 回復用メール・電話番号を最新化:半年ごとに棚卸し
  • ログイン通知メールをON:不審アクセスに即対応できる

これだけで海外滞在中のロック発生率がゼロになった事例も。特に企業アカウントは2FA+固定IPでの運用を推奨します。

6.24時間以上解除されない場合の“奥の手”

公式フォームでの問い合わせ

Xサポートフォームに以下を送信してください。

  • ユーザー名(@以降)
  • 発生日時(例:2025/05/10 11:40 JST)
  • 端末情報(iPhone 15 Pro, iOS 17.4)
  • 試行済み対処(待機、キャッシュ削除、VPN切替など)

日本語で要点を箇条書きにすると、4〜8時間で返信が届きます。

身分証アップロードのコツ

  • 運転免許証やパスポートは自然光で撮影し解像度を確保。
  • ファイル名は半角英数字(例:ID_20250510.jpg)。
  • 住所・顔写真が見切れないよう余白を取る。

私の事例では免許証提出後12時間で手動解除されました。

7.遠征・VPN運用時に必ずやるべき予防策

  • 出張前にバックアップコードを紙で印刷し財布へ。
  • 現地Wi-FiはVPNで日本IPをキープ。
  • 複数人運用は時間帯やチーム権限を分け、同時ログインを避ける。

これらを徹底した結果、当社クライアント10社は過去6か月ロックゼロを達成しています。

8.よくある質問(FAQ)

Q1. 企業アカウントで複数人が同時ログインするとロックされやすい?

A. はい。特に秒単位で別IPからダッシュボードを開くと高確率でロック判定。公式チーム機能や投稿予約ツールで運用時間を分散しましょう。
 

Q2. パスワードマネージャーは安全?

A. 基本的に安全ですが、自動送信タイミングが早すぎると「空ログイン失敗」を誘発します。ワンクリック入力→1秒置いて送信が吉。
 

Q3. 再発防止で“盲点”になりがちな設定は?

A. 「ログイン検証アプリ(TOTP)のバックアップコード未保存」。スマホ紛失時に詰むので必ず複数箇所へ保管を。

9.ケーススタディ:3タイプの実例と教訓

ケース1:社内研修で10人が同時ログイン(軽度)

結果:20分ロック→30分後全員解除

教訓:同じIPでも秒ズレ同時試行は避ける。5分間隔で順番ログインが安全。

ケース2:海外展示会からライブ配信(中度)

結果:現地Wi-Fiでロック→VPN(日本固定IP)+2FAで5分復旧

教訓:出国前にVPN契約+2FA設定を済ませる。

ケース3:パスワード流出による乗っ取り(重度)

結果:フォーム申請+免許証提出で36時間後解除

教訓:パスワード使い回し厳禁。半年ごとに変更。

10.まとめ:最短で復旧する4ステップ

  1. 15〜60分は一切ログイン試行しない
  2. 端末・ブラウザ変更は1回ずつに留める
  3. 2FAと回復連絡先を最新化し再ログイン
  4. 24時間超で未解除ならフォーム+身分証で申請

焦ってクリックを連打するとロックは延びる一方。「触らず待つ→一度だけ試す→だめなら問い合わせ」を徹底すれば、ほとんどのケースで当日中に復旧可能です。X運用担当者の皆さまのヒヤリとする瞬間が少しでも減ることを願っています。
 


 
筆者紹介|中元鈴香

BtoB領域に特化したSEOライター。5年以上にわたりSaaS、IT、人材、コンサル業界のコンテンツ設計とライティングに従事。上場企業のオウンドメディア立ち上げから中小企業のSEO内製化支援まで、幅広くサポートしている。

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